太陽光発電の点検にドローン!
こんにちは!
愛知県豊田市の株式会社フカデンです!
今日も35度超えの猛暑日。皆さん熱中症には気をつけて下さい。
先週8月3日、久しぶりに尾鷲市にあるメガソーラーを点検しに行きました。
早朝に出発しても3時間かかるので現地につくのは9時半。
すっかり日が昇り、発電抜群の天気。暑い一日のスタートです。
←38度を確認
今年4月に150kW弱増設し、今年の梅雨は日中の雨が少なかったため増設分以上に
好調に発電している尾鷲三木浦ソーラー。ドローンで全体を見渡すとこんな感じです。
と!そこへパネルの下から光を求めて成長した草?もはや木のような植物が
隙間から突き出ているのを発見。しかも何本かある・・・
この日はドローン搭載の赤外線サーモによるホットスポット点検の予定だけでしたが、
町へ戻って道具を買い揃え、急遽炎天下の草刈りも決断。(((。_。;))))))汗
というのも、植物などでパネル上に影が落ちると、そこだけ発電しないため抵抗が生まれて
発熱することがあるからです。
ちょうど、この大きな植物が生えている箇所をサーモグラフィーで撮影したら、こんな感じ・・・。
↓葉の陰になったところにホットスポットができています。通常のパネルの温度が39.4度のところ
59.9度に、20度近く高温なっています。
また、こんな災難も発見! 動物のいたずらでしょうか、
(海が近いところにあるパネルは、鳥が貝などの餌を落としてパネルがわれることはよくあることだそうです)
この割れてしまったパネルも、同じようにホットスポットになっています。
今回の点検で、パネルの割れや、植物などの影以外での原因不明なホットスポットは特に見つかりませんでした。
原因不明なホットスポットは、パネルが元々不良だったり経年劣化によるものだったり、
肉眼で見てもわかりません。赤外線サーモグラフィで見て、初めて異常に気がつくのです。
私たちの尾鷲三木浦ソーラーは、傾斜30度の土砂捨て場の跡地に設置されています。
もともと太陽光発電は余っている荒れ土地、建物を建てられない土地など、辺鄙なところに
設置されることが多いので、人の手で点検を行うのはとても危険でコストもかかります。
ドローンによる空撮で点検を行うのは、自動運転で(傾斜地においては高度もそれぞれ設定して)
パネルの設置された敷地をスキャニングするように撮影し、異常の有無はパソコンで確認することが出来ます。
安全で、足場などの設備もいらないので低コストです。
一方、草取りはドローンでは無理なので、地下足袋と命綱を買って除去しました!
山の上なので除草剤は撒けないし、危険で地道な作業です。
色んな所から生えてきそうな予感・・・。これから長い戦いが始まりそうです。
そして、夕方になりました・・・。